「古代は輝いていた1〜3」を読む


著者: 古田武彦
出版社:朝日文庫

古代は輝いていた1 「風土記」にいた卑弥呼
古代は輝いていた2 日本列島の大王たち
古代は輝いていた3 法隆寺の中の九州王朝
古田武彦氏の通史シリーズ。
納得行く論理と、それは苦しいという点に当然別れて、後者が優勢の感もあるが、しかし決定的な到達点の上では、多元史観は当然至極のレベルだ。
それによって、現状通史の近畿天皇家一元史観で言う、倭国として対外活動をあれほどしながら、大宝律令や仏教伝来が余りに異常に遅いという不可思議の解決にはなるし、不自然だった点の解決に繋がるのだ。なにか画期的な発見を祈ろう。
(2003年7月記す)






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