古事記や日本書紀など荒唐無稽と考えていた私であり、通して読んだ事もなかったが、これほどの秘密があろうとは?
むしろ古事記の方が近畿天皇家の歴史書であり、日本書紀が、日本旧記などの他王朝の歴史書をふんだんに含んでいたとは。。。
にわかには信じがたいが、説得力はある。昔から古事記と日本書紀、これらがたった8年のスパンで書かれ、内容がなぜか食い違っている部分もあるというのだから、不可思議に思っても仕方があるまい。日本書紀が古事記+補填版なら、全く同じ内容を収録するはずというのに。九州王朝のロマンとしては面白い事この上なし。「失われた九州王朝」が品切れなのが恨めしい。
(2003年6月記す)