「古事記逆説の暗号」を読む


著者:関裕二
出版社:東京書籍

タイトルそのままを読むと、まるで古事記の和製漢文の原文に暗号が隠されていると主張するトンデモ本のようにも見えるが、決してそうではない。

古事記と日本書紀がほぼ同時期に編纂されていることになっているのに古事記が黙殺されてきた理由などを探り、古事記が親新羅的で日本書紀が親百済的である理由、などから古事記の存在意義そのものに意図があるのではないかと迫るのが本書となっている。
(2008年5月記す)


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